グレイシーヌ
ハルシオン大陸一の大国だったグレイシーヌは、大きく形を変えた世界の中で比較的以前の国の形を保てているが、大崩壊により大陸に亀裂が入ったことにより、中心に位置している首都ペイサスの南側で国が南北に大きく分断されている。
その影響もあり、内政的にもかつての国王リュウゲン一族に従い自然との共存、地道な復興を進めようとする北部の国王派と、アルディア帝国の文明力を借りて、急速な発展と復興を目指す南部の急進派とに分かれており、政治的には混乱を抱えた状態。
永く最強の武闘集団としてこの国を支えてきたラマダ寺は、若干15歳で新たに即位したリュウゲン王(2世)を支え、僧兵を各地に派遣するなど復興を強力に支援している。
ラマダ寺を大僧正の代理として率いる英雄の1人であるイーガは、日々激しくなる2陣営の対立を憂慮している。